目次
基本情報
まずは「東大家庭教師の結果が出るノート術」の基本情報を紹介します。
タイトル: 「東大家庭教師の結果が出るノート術」
筆者: 吉永賢一
出版社: あさ出版
発売日: 2018年8月
価格: 紙 1420円、電子書籍 1098円(BookLiveを参照)
ページ数: 183ページ
概要:
「これまで、一度もノートをとったことがない」
そういう人は、きっといないと思います。
日常の「知的生活」に深く関わっているノートですが、
私たちが「ノートのとり方」についてきちんと習う機会はあまりありません。
私は、学生時代から自分なりにノートのとり方を工夫してきたのですが、
その結果、講義のほぼすべての情報を覚えられるようなノートをつくることができました。
今も、そのノートづくりのスキルは、情報を吸収するうえで大いに役立っています。
今回、そのスキルを書籍にまとめることになりました。
是非、皆さんもこのノート術を実践し、「結果」が出ることを実感してみてください。
■目次
●第1章 なぜ“書いた本人が理解できないノート”ができるのか?
●第2章 アウトプット品質を実現する吉永流5つのマインド
●第3章 必ず結果が出る話の聴き方&ノートのとり方
●第4章 ノートをとる前の準備と基本を押さえよう
●第5章 ワンランク上のノートをつくるための6つのヒント
●第6章 どうやってノートの中身を頭に入れるのか?
■著者 吉永賢一
(参照:Booklive)
大事な部分を抜粋
娘、息子に具体的に何を伝えたら良いか、「大事な部分」「印象に残った部分」を抜粋してみました。あくまで個人的なまとめなので「ココは違うだろ」っていうツッコミがあるかもしれませんが、その時は見直ししたいのでコメントをいただけたらうれしいです。
ココが大事(マインド編)
- ノートに書いた内容はオリジナルよりわかりやすくする。
聞いた内容、板書では情報が歯抜けになっている。情報を自分の言葉で補足してよりわかりやすいノートを作ろう。
ココが大事(準備編)
-
- 自分にとってストレスがないノートを選ぼう
- 筆者おすすめのノートは「コクヨ キャンパスノート(A罫)」
- ボールペンはおすすめしない。鉛筆やシャーペンの方が濃淡が可能で表現力が高い。
- 問題は青のボールペン。解答は鉛筆やシャーペン。正しい答えは赤のボールペン。
できない生徒は筆圧が低い。サラサラ書くと脳に残りにくい!?(筆者談)
- ノートの1ページ目は特別なので目的を書く。
ココが大事(ノート作り編)
- 覚えたいことは自作問題を作る(第5章より)
- 図はパラパラ漫画のように並べる
- ノートは3種類を使い分ける(わかるノート、覚えるノート、慣れるノート)
わかるノートは本やテキストでOK。どんどん書き込んでいく。
覚えるノートは、常に持ち歩く。自分なりの覚え方を書く。語呂合わせ、イメージ、イラスト、一問一答
慣れるノートは解法、解答を頭に叩き込むノート。
プラスαで質問ノートは疑問をどんどん書いて、勉強を止めないこと。調査は別で行う。
ココが大事(インプット編)
- 1週間は毎日見直す。
出来れば昼間。人の意思エネルギーが高いのが昼間。習慣化したらリラックスした夜に見直す。
- まずは口頭復元。ノートを見ずにどういう内容をやったか当日行う。
- どうしても思い出せないときはパッとノートを見て口頭復元する。5回行う。時間はかけない。歩きながらブツブツ言っても良い。記憶をたぐり寄せることが目的。
- 次に架空の聴衆の前で演説する。
みんなの前で発表するとわかりやすく説明しようとする考えになる。
- 読み返しながら追記する。読み返しに変化をつける+アウトプットの品質をあげる。
- 他人を巻き込んだ復習システムを作る。Win-Winより少しも相手にWinをあげるくらい情報を伝える。
誰かに教えることが難しかったら「Twitter」が良いと思います。(管理人談)
すでに自分でTwitterで学んだことをアウトプットしようとしているのでぜひ見てみてください⇒
- 覚えたノートは捨てる。絶対に参照しない、ノートを再現可能だったら捨てる。
おすすめ度
おすすめ度:
ノートを書く前のマインド、ノートや文房具の選び方、ノートの書き方、復習のやり方が分かりやすくまとまっていた。
ただぼーっとノートを書くぐらいなら騙されたつもりで本書を参考にノートを扱ってみたら良い1冊だと思います。
東大家庭教師とタイトルにあるように学生向けの要素が強いが、社会人になって勉強が必要になった方も読んでみても損はしないはずです。
考察
「資格取得(電験三種)に向けての勉強法」で悩んで本書を読んでみました。
勉強するうえでノートは切っても切り離せないもの。やはりノートの攻略が勉強、資格取得に必要なスキルになる。
仕事でも人の話を簡潔にまとめて、議事録に書き直す際にも情報を追加してさらに詳しい議事録にしていくためにも本書に書かれている内容は役に立つと思う。(上記では紹介できなかった部分です。第3章がメインの部分です。)
ちょうど、Youtubeの「電験合格」チャンネルを見ながら、講義を受ける形式と演習をこなしている最中のため、勉強している自分にとっては最良の本に出会えたと思います。
まとめ
最後にまとめです。ここだけ分かってもらえれば本書の要点がわかります。
- コクヨ キャンパスノート(A罫)+シャーペンを買え(ボールペンは脳に響かない!)
- 覚えたい内容は自作問題を作って覚えよう(用語の穴埋め、○○とはなに?みたいな)
- ノートの種類は、、「テキスト(理解用)」「覚える用(用語など)」「慣れる用(数式解法など)」+「疑問点用」を準備する。
- 思い出すためにつぶやく、説明するためにTwitterを使う。